市民に希望と感動 出身地の四街道市将棋・木村新王位表彰へ

将棋教室で子どもと対局する木村新王位=8月30日、四街道市
将棋教室で子どもと対局する木村新王位=8月30日、四街道市

 将棋の第60期王位戦で初タイトルを獲得した、四街道市出身の木村一基九段(46)について、市は27日、教育・学術・文化などの分野での功労表彰を検討している考えを明らかにした。表彰の理由について「今回のタイトル獲得で広く市民に希望と感動を与えた」と説明し、11月に授与式を予定。JR四街道駅に王位獲得を祝う横断幕を掲げる案も検討している。

 木村王位の誕生を受けて、佐渡斉市長は「このたびの快挙は、日々のたゆまぬ努力のたまもの。市民を代表して心からお祝いしたい。初タイトル獲得を励みとされ、さらに技を磨かれ、飛躍されることを祈ります」とコメントした。

 王位の実家近くで文具店を営む遠藤辰男さん(80)は「小さい時は、一基君も店に来てくれた。本当によく頑張った。地元としてもすごくうれしいし、めでたいこと」と喜んだ。

 毎年夏休みに、地元で子ども向けの将棋教室を行っている木村王位。今年も8月30、31日に開催し、小中学生約30人と交流。その際「将棋を長く続けてくれたら、うれしい」と子どもたちを激励した。

 同教室の運営ボランティアを務めるなど王位と親交があり、自らも将棋教室を主宰している桜井進さん(79)は「四街道の将棋ファンとして待ちに待った獲得。良い人物で、教室の子どもたちも喜んでいる」と話した。

 木村王位は25、26日、都内で行われた王位戦7番勝負の第7局に勝利、最年長での初タイトルを手にした。堅固な守りを得意とし、東京都渋谷区にある将棋会館の所在地にちなみ「千駄ケ谷の受け師」の異名を持つ。


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