四街道北高 高校生レストランに幕 6年奮闘、常連に惜しまれ 子どもの居場所開設へ

お客にメニューの説明をする四街道北高の生徒。最後は人気の夏野菜カレーを提供した=1日、四街道市
お客にメニューの説明をする四街道北高の生徒。最後は人気の夏野菜カレーを提供した=1日、四街道市
夏野菜カレー。素揚げした野菜に鶏肉のグリルをトッピングした
夏野菜カレー。素揚げした野菜に鶏肉のグリルをトッピングした
最後の出店となった四街道北高生による「高校生レストラン」=1日、四街道市
最後の出店となった四街道北高生による「高校生レストラン」=1日、四街道市

 四街道市栗山の県立四街道北高校(柴崎弘校長)の部活動、家庭科部クッキング班の生徒による高校生レストランが1日、6年の歴史に幕を下ろした。最後の営業となったこの日は地元住民や常連客らが駆け付け、調理から接客までこなす生徒たちの奮闘ぶりを見て名残を惜しんだ。生徒たちは今後、子どもたちの居場所を開設するなど、これまでとは違った形で地域活動を続ける。

 四街道市の日替わりシェフの店「さくらそう」で夏休み期間中などに出店していた生徒たち。温かく落ち着いた一軒家で提供される料理が人気で、2013年12月のオープン以来、地域に愛されてきた。関係者によると、同校が来年度から保育基礎コースを設けるなどの理由から、家庭科部クッキング班(現在15人)が存続できなくなり閉店を決めたという。

 立ち上げから携わってきた同市みんなで地域づくりセンターのコーディネーターで、調理師専門学校の元講師、毛見文枝さん(70)は「学校の方針だから仕方がないが、地元住民は毎回、楽しみにしていたので残念」と肩を落とした。

 最後のメニューは、鶏肉のグリルと素揚げした夏野菜をトッピングした人気のカレーライス。さらに、ミニトマトとキュウリのピクルスとトウモロコシと豆乳の冷製スープに、オレンジソースをかけたパンナコッタと盛りだくさん。

 家庭科部の部長、3年の阿部花鈴さん(17)は「本当に良い経験ができた。終わりになるのは寂しいが、お客さんの『おいしかったよ』の言葉が励みになった」。3年の浅岡愛璃さん(17)は「パンナコッタ作りが印象に残っている。3年間やってきたことへの達成感はある」と振り返った。

 顧問の加藤弥生教諭(43)は「生徒たちが地域と関われることで経験値も上がった。こういう場は他にはない。名残惜しいが、今後は違った形で地域と関わっていきたい」と話した。

 同部は来月から、第3土曜日に同店に子どもたちの居場所「えほんのおうち」を開設し、地域活動を続けることにしている。問い合わせは同店(電話)043(422)1366。


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