航海見守り150年 静かに眠る明治の灯器 県最南端 南房総・野島埼灯台 【月刊ほぼ実物大ニュース】

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1870(明治3)年頃から実際に使用されていた石油二重心灯器
1870(明治3)年頃から実際に使用されていた石油二重心灯器
今年で150周年を迎える房総半島最南端の野島埼灯台=南房総市
今年で150周年を迎える房総半島最南端の野島埼灯台=南房総市

 海上交通の“守護神”として房総半島最南端で光を放ち続ける「野島埼灯台」。1869(明治2)年12月に初代の灯台が点灯してから今年で150周年を迎え、地元では観光振興へ機運が高まっている。

 記念の年に合わせ、3月にリニューアルされた資料展示室には、約150年前の石油灯器をはじめ貴重な品々が並ぶ。中でも、大正から平成初期まで使われていた濃霧発生時に注意喚起の音を鳴らす「ラッパ管」の展示コーナーでは、当時録音された生の“爆音”を聞くことができる。

 昭和天皇や上皇陛下、幼少期の今上天皇が訪れるなど、皇室ともゆかりの深い野島埼灯台。時代が変わっても、海の安全を守るともしびが消えることはない。

※2019年6月25日付け新聞紙面で、「石油二重心灯器」の写真をほぼ実物大で掲載しています。
※【月刊ほぼ実物大ニュース】は、原則毎月第4火曜日に掲載します。次回掲載は7月23日の予定です。