受動喫煙防止へ小学生に尿検査 4年の希望者対象 君津市

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 家庭内での受動喫煙防止に向け、君津市は新年度から、希望する小学4年生を対象に、被害状況が分かるコチニン濃度を測る尿検査を導入する。市は、高い値が出た家庭への指導などを検討しており、「タバコの被害を減らしたい」としている。

 市学校教育課によると、県内の自治体では初の取り組みとみられる。コチニンは、タバコの煙に含まれるニコチンが体内に取り込まれてできる物質。尿検査などで濃度を測ることで、受動喫煙の有無が分かる。

 市は、生活習慣病の健診がある小学4年生の希望者に対し、今秋にもこの尿検査を行う方針。通常の健診とは別に実施し、一人約4千円の検査費を市が負担する。市は今後、高い値が出た際の指導方法などを医師会と検討したいとしている。市内の小学4年生は約550人で、市は予算約250万円を確保した。

 市議会が昨年9月、検査実施を求める決議を全会一致で可決していた。他県では、埼玉県熊谷市が2007年度から同様の検査を導入。高い値が出た家庭には小児科を受診するよう文書で通知し、効果を上げているという。全国的にも珍しい取り組みという。