「プロコン」2年連続V IT選手権も6位入賞 一宮商高・電算部

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全国IT簿記選手権で6位入賞した一宮商高電算部=昨年8月、大阪市(一宮商高提供)
全国IT簿記選手権で6位入賞した一宮商高電算部=昨年8月、大阪市(一宮商高提供)

 千葉県立一宮商業高校(渡部清校長)の電算部が本年度の全国大会で活躍。全商プログラミングコンテスト(プロコン)で2年連続最優秀賞を受賞したほか、IT簿記選手権のIT部門では関東甲信越ブロックを制し、全国で6位入賞、アプリ甲子園でも3位に入った。

 プロコンは全国の商業高校の生徒が、オリジナルのプログラムを出品する大会。学校生活に関係したテーマで、コンピューターを効果的に利用するための創意工夫が問われる。

 最優秀賞を受賞した作品は3年生5人のチームで製作した「Baton」。最大7台までの制約があるスマートフォンのブルートゥース通信を、受け取ったスマホからさらに別のスマホにつなげ、無制限に使えるよう工夫した。書画カメラの画像をスムーズに通信できるようにするのが難所で、約5カ月かけて作り上げた。

 このアプリを使えば、教員が自身のスマホから、簡単に全生徒に情報を送れる。実際に一部の授業で導入し、好評だったという。

 同部前部長の内木悠斗さん(3年)は、「完成できるのか不安だったが、できたプログラムは自信があった。でも最優秀賞は驚いた」と笑顔。3年生部員は5人だけで、例年に比べ少なかったが、「役割分担がうまくいって、やりやすかった」と話す。

 プログラミングの中心を担ったのは森田大さん(3年)。2年の時に、ブルートゥースを題材にした作品を手掛けた経験を生かして貢献した。「1年前の物とはレベルが全然違って、考えの甘さを痛感した」。夏休み前半は、連日、朝から夜遅くまで取り組み仕上げた。「達成感はある。やり切った」

 同部の活動のもう一つの柱、IT選手権もほぼ同時進行。両方に参加する高校は多くなく、強行スケジュールを強いられたが、勉強もおろそかにせず、入賞につなげた。

 アプリ甲子園3位は新部長の谷津俊輔さん(2年)が率いるチームが成し遂げた。言葉を入力すると、画面上のキャラクターが辞書データを基に判断し、表情やしぐさを変えるゲーム。上位10作品に残ると、ネットで生配信されるプレゼンもあり、貴重な経験もした。

 新年度、谷津さんら2年生にはプロコン3連覇の期待がかかる。「プレッシャーはあるけど、みんなで頑張りたい」。現在2年生部員は16人、1年生は15人。三つの大会すべてで全国上位を目指すと意気込む。先輩の背中を見た後輩たちが伝統を引き継いでいく。