2018年10月29日 05:00 | 無料公開

鈴木さんが資料を基に制作した準急の「房総」と「京葉」のヘッドマーク
いすみ鉄道で11月10~18日の土日に、60年前に房総半島で運行が始まった準急列車「房総」が“復活”する。節目の年を記念して大型ヘッドマークのレプリカを作り、レトロ車両に装着。急行ダイヤで走り、懐かしの景色を再現する。
ヘッドマークは急行列車のアテンダントを務める鈴木和之さん(45)が資料を基に制作した。大きさは縦85センチ横138センチでアルミ製。準急「京葉」も作った。
鈴木さんによると、「房総」は房総地区で初めて運賃とは別に料金を徴収する準急列車として1958年11月に運行開始。その後、急行「そと房」などを経て現在の特急列車になったという。
同鉄道で人気のレトロ車両「キハ28型」は準急で活躍してきたといい、新調したヘッドマークを付けた郷愁を誘う姿で沿線を盛り上げる。運行はいずれの日も急行ダイヤで、ヘッドマークは11月10、18日が「房総」、11、17日が「京葉」。
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