入梅イワシ楽しんで!! 6月15日から銚子周辺でフェア

「おまかせ御膳」を紹介する大木さん=銚子市の銚子プラザホテル
「おまかせ御膳」を紹介する大木さん=銚子市の銚子プラザホテル

 銚子漁港(銚子市)で水揚げされるマイワシが、1年を通して一番脂が乗るシーズンを迎えた。同市や周辺の飲食店が構成する「銚子うめぇもん研究会」は15日から7月31日まで、恒例の「入梅いわし祭」を開催する。

 中くらい、または大ぶりに育ち脂の乗ったこの時期のマイワシは「入梅イワシ」と呼ばれる。餌になるプランクトンが増えるため栄養を蓄え、腹回りがぷっくりとして身が太くなり、味が良く人気を集めている。

 4回目を迎えた祭りでは、漬け丼、揚げ物、つみれ汁などがセットになった「おまかせ御膳」が2500円。漬け丼には、水揚げしたばかりのマイワシを塩ダレに漬け、真空パックして冷凍したものを使用。臭みがなく、口の中にうま味が広がる。参加店ごとに個別メニューも提供する。

 研究会は2007年に設立。地元のサバやタイを楽しんでもらうフェアを開催してきた。大木乃夫恵会長は「足の速いマイワシをおいしく食べてもらうには、水揚げされる銚子に来るのが一番」と来訪を呼び掛けた。

 御膳は完全予約制。参加店舗は「お食事茶屋膳」「観音食堂丼屋七兵衛」「方宝たつみ」、銚子プラザホテル内「広半」=いずれも銚子市、「カントリーハウス海辺里」(旭市)、「花寿司」(茨城県神栖市)。


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