廃校活用、起業の拠点に 勝浦・旧清海小、交流の場にも

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旧清海小を活用して誕生した「勝浦シェアキャンパス清海学園」=勝浦市
旧清海小を活用して誕生した「勝浦シェアキャンパス清海学園」=勝浦市
2階の教室を改装して整備したシェアオフィス。7ブースある。
2階の教室を改装して整備したシェアオフィス。7ブースある。

 廃校となった勝浦市の旧市立清海小学校を活用し「勝浦シェアキャンパス清海学園」がオープンした。外観はそのままに教室を改修、起業家らが手軽に事業を行えるシェアオフィスやさまざまな業種が集い協働するコワーキングスペースとして生まれ変わった。

 同校は児童数減少により2016年3月に閉校した。敷地約1万4200平方メートルに鉄筋コンクリート3階建ての校舎が建ち、延べ床面積は約1900平方メートルもあった。

 校舎は17年4月から千葉市のWEB製作会社「パクチー」(坂本純子社長)が5年間の無償契約で借り受け、国の補助金を活用して改修した。

 施設名には長年愛された同校の名前を残し、校章もシンボルマークにした。1階の元職員室は約30席あるコワーキングスペース、2階の2教室はそれぞれシェアオフィス(7ブース)とテレビ会議室に。いずれも黒板は室内に取り付けられたままで、「屋内も学校の雰囲気が感じられるようにした」(坂本社長)。小型無人機「ドローン」の操縦を学ぶスクールもある。

 今後は校庭でバーベキューを楽しめるような施設整備を予定。海を望める好立地からロケ地としてもアピールする方針だ。災害時の避難場所や選挙の投票所としての役割も担っていく。

 先月行われたオープン記念式典には関係者約40人が出席。坂本社長は勝浦市が同社を温かく迎えてくれたことに感謝の意を示し、「今後も力添えをいただいて学園を充実させ、交流の拠点としても活用していきたい」とあいさつ。猿田寿男市長も「2年ぶりに学校の時計の針が動き出した。活性化の拠点になり、交流の場や市で働くきっかけにつながれば」と期待を込めた。

 詳しい問い合わせは同学園(電話)043(306)8456。同社は千葉市の起業支援施設「CHIBA-LABO」(チバラボ)の運営管理を受託し、同市内の百貨店でコワーキングスペースを運営する。