「かんべレタス」出荷 生でおいしく食べて 館山

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出荷シーズンを迎えた館山市の特産「かんべレタス」=27日、同市
出荷シーズンを迎えた館山市の特産「かんべレタス」=27日、同市

 館山市神戸地区で冬レタス「かんべレタス」が次々と収穫されている。秋からの天候不順が影響し、まだ取れ高は少ないものの、青々とした特産品が出荷シーズンを迎えた。

 かんべレタスは、戦後の駐留米軍が故国の料理に欠かせないレタスを作ってほしいと農家に依頼し栽培を指導したのが始まり。

 同地区は海に近くミネラル豊富な砂地のため、甘みが強いのが特長だ。温暖な気候と消費地に近い立地も生かし、味と新鮮さで人気を集める。

 今シーズンは10月の台風や長雨により、苗が植えられず生産は遅れ気味。収穫量は昨年の10分の1ほどにとどまる。冬レタスは他の産地でも品薄状態で、高値になっているという。

 畑では27日、丸い玉の根元を生産者が包丁で黙々と切り取り、大きさや重さ、形から11等級に分けてケースに詰めていった。来年4月中旬まで、首都圏の市場へ供給される。

 JA安房野菜部会館山市清浄そ菜組合の寺田哲雄組合長(65)は「出荷にたどり着いたが少なくてもどかしい。今年は貴重なので、生でおいしく食べてもらえたら」と話している。