房州うちわ制作佳境に 「丸柄」の持ち手、格子の骨組み「窓」 南房が誇る伝統工芸品

日本三大うちわの一つとされる「房州うちわ」の制作が佳境を迎えている。「丸柄」の持ち手と、格子模様に編み込まれた「窓」と呼ばれる骨組みが特徴だ=30日午後、南房総市
日本三大うちわの一つとされる「房州うちわ」の制作が佳境を迎えている。「丸柄」の持ち手と、格子模様に編み込まれた「窓」と呼ばれる骨組みが特徴だ=30日午後、南房総市

 日本三大うちわの一つとされ、国の伝統的工芸品に指定されている「房州うちわ」の制作が、南房総市と館山市で佳境を迎えている。

 房州うちわ振興協議会によると、竹の丸みをそのまま生かした「丸柄(まるえ)」の持ち手と、格子模様に編み込まれた「窓」と呼ばれる骨組みが特徴。千葉県内には五つの工房があり、毎年約1万5千本が出荷される。

 1949年から房州うちわを作り続ける「うちわの太田屋」の4代目、太田美津江さん(65)は、後継者不足で衰退する房州うちわに危機感を抱き、25年ほど前に父親の跡を継いだ。女性の視点を生かし、浴衣やちりめんの素材も使ってオリジナルの房州うちわ作りに励む。「無料で配られる宣伝用のうちわではなく、人に買ってもらえるうちわを作り続けたい」


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