大ぶり濃厚食べに来て 旭・飯岡で磯ガキ祭り 6月から

磯ガキをPRする関係者=25日、いいおかユートピアセンター
磯ガキをPRする関係者=25日、いいおかユートピアセンター

 特産の天然磯ガキを堪能してもらおうと、飯岡宿泊組合(旭市)は6月1日から8月中旬まで「飯岡磯ガキ祭り」を開催する。関係者向けの試食会が25日開かれ、大ぶりで濃厚なカキの魅力をPRした。

 同市周辺で磯ガキと呼ばれる岩ガキは、海水温が低くならない浅場の消波ブロックで生育するため大ぶりで、殻付きで1個500グラムほど。産卵期前の初夏が旬。

 22回目となる今回は生ガキと焼きガキ、カキが入った釜飯などがセットになった昼食が3900円。宿泊料金に1800円をプラスすると、夕食に生ガキと焼きガキが1個ずつ付く。

 磯ガキは減少の一途をたどっている。収穫後、消波ブロック表面の付着物を削り取らないと、同じ場所に新たなカキが付着しなくなることが原因とみられる。渡辺義美組合長は関係者に対し「消波ブロックの清掃など、天然資源の再生事業に向けて協力いただきたい」などと呼び掛けた。

 今年の祭りは「民宿岸壁荘」と「カントリーハウス海辺里」の2軒で実施する。要予約。問い合わせは飯岡宿泊組合、電話0479(57)4248。


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