佐倉の2雄、ねぶたに 長嶋茂雄さんと史上最強力士 雷電為右衛門 地元の祭り盛り上げへ

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 ともに佐倉市にゆかりのある巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏(80)と江戸時代に活躍した大相撲力士「雷電為右衛門」をモチーフにしたねぶたが完成し、同市王子台の商業施設「レイクピアウスイ」3階で展示が始まった。「地元2大英雄」のねぶたは今後、祭りなどの際に街を巡り、佐倉を盛り上げる。

 京成臼井駅周辺で毎年夏に開かれている「臼井ふるさとにぎわい祭り」では、第20回記念の昨年から柏市のねぶたを迎えて運行。これが好評だったことから、地元商店主らがオリジナルのねぶた制作を企画。市を通じて宝くじ事業の助成金を申請、採択され、約500万円をかけて完成させた。

 青森のねぶた師、千葉作龍さんが制作。ねぶたは高さ2・1メートル、幅5・8メートル、奥行き2・7メートルで、巨人軍のユニホームを着てバットを構える長嶋さんと、鋭い形相で前を見据える雷電為右衛門が並ぶ。長嶋さんはプロ野球で華々しく活躍した佐倉出身の国民的ヒーロー。「史上最強の力士」と称される雷電為右衛門は、妻の生まれ故郷の臼井で晩年を過ごしたとされ、市内に墓がある。

 ねぶたは来年8月の臼井の祭りで運行されるほか、要望があれば市内の商店街の祭りなどに無料で貸し出すという。制作事業の中心となった臼井ショッピングセンター協同組合の鳥羽敏彦理事長は「地元らしいねぶたが出来上がり、初めて見た時は感無量だった。臼井のみならず、市内の活性化に役立てばうれしい」と話していた。