俺は「ギターポリス」 “笑い”で地域に安全を 千葉県警第1機動隊巡査部長 菰田達朗さん(43)【ちばの人】

県警のイベントでギター漫談を披露する菰田巡査部長=8月22日、千葉市中央区のそごう千葉店
県警のイベントでギター漫談を披露する菰田巡査部長=8月22日、千葉市中央区のそごう千葉店

 交通事故とかけて、寝起きの悪い奥さんと解く。その心は、どちらも起こさないほうがいい-。千葉市で8月に行われた県警のイベント「ふれあいフェスタ」で、ギター漫談の「ギターポリス」としてステージに上がった。交通安全から内輪の話題まで、ひねりの利いた謎かけや替え歌を連発。会場に大爆笑を巻き起こした。

 職場では装備品の管理を担当。隊員が乗るバスの運転も任されている。そんなまじめな警察官は「人を笑わせたり、楽しませるのが大好き」。特技が学生時代から趣味のギターを生かした漫談だ。機知に富んだ話術は仲間に大受けで、同僚や先輩の結婚式に引っ張りだこ。12回呼ばれた年もある。

 仲間向けだった漫談に防犯啓発などの要素を取り入れ、前任の行徳署時代に本名で一度“デビュー”。交通安全教室や街頭活動で市民の前に立った。現職に異動後は今回のイベントが久しぶりの大舞台。市民が分かりやすいようにと、柔道の師範から直々に「ギターポリス」と命名された。

 30分間のステージでは謎かけに加えて、旺盛な食欲がもたらした自らの体型や、関係者ならずも思わず噴き出す警察の内輪話を盛り込んだ替え歌で自慢ののどを披露。「実はギターより歌のほうが自信がある。思ったよりも多くの人が集まり、笑ってもらえた。気持ちが良かった」

 ネタのヒントは同僚との何気ない会話や家族との触れ合い。書きためたネタはファイル5、6冊分に上り、今後はオリジナル曲の製作も考える。「これからも機会があれば、笑いで防犯や交通安全を伝えたい。地域の安全安心への意識がみんな高まり、子どもが1人でも安心して外で遊べる社会になってほしい」。2児の父親は引き締めた表情を緩め、最新のネタを一つ。「結婚式の会場には必ず自分のギターを持って行く。ゲンをかつぐから」。…。

 (社会部 藤田泰彰)


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