居酒屋列車が人気 伊勢エビなど地元料理 いすみ鉄道

  • LINEで送る

鳥塚社長(中央)は社員や応援団員と一緒に車内を駆け回り、乗客にビールをついで回った=いすみ鉄道
鳥塚社長(中央)は社員や応援団員と一緒に車内を駆け回り、乗客にビールをついで回った=いすみ鉄道

 いすみ鉄道(大多喜町)で、レトロ車両を食堂車風に仕立てた「伊勢えび特急・居酒屋列車」が好調だ。夕方から大多喜-大原駅間を往復する道中で、飲み放題で伊勢エビやサザエ、タコなど地元特産の旬の食材を使った料理を用意。鳥塚亮社長や社員、同鉄道応援団が接客するなどアットホームな雰囲気もローカル線の旅を盛り上げており、乗客から満面の笑みがこぼれた。

 昨年、夏限定で企画された「ビール列車」の後継。同鉄道沿線では四季折々、美味な食材が豊富にあり、通年で楽しんでもらおうと8月から始まった。料理はいすみ市で「松屋旅館」を営む同鉄道応援団の掛須保之団長が腕を振るった。飲み物のメニューにはビール、焼酎、ワイン、ソフトドリンクなどが並ぶ。

 同鉄道は「イタリアン列車」「お刺身列車」を運行して人気を得ているが、鳥塚社長は「レストラン列車の敷居を下げた企画。たくさんの方々に楽しんでもらえれば」と先頭に立っておもてなしをしている。

 午後5時、はちまき姿の鳥塚社長が「いらっしゃいませ」と丁寧に乗客を招き入れ、満員の列車は出発。夜のとばりが下りた車窓の田園風景に、赤ちょうちんが飾られた車内…。昭和レトロな情景と重箱に入った豪華な食事の相性がよく、乗客のアルコールも進んだ。静岡県から夫婦で来た伊藤秀樹さん(56)は「電車で飲むのは最高。冬にまた来たい」と上機嫌で話した。

 毎月1回、休前日の運行を予定している。料理付き、飲み放題プランが5800円、飲み放題のみのプランは3500円。いずれも1日フリー乗車券が付く。申し込みは同鉄道ホームページから。問い合わせは同鉄道、電話0470(82)2161。