「千葉時代」命名なるか 9カ国の学者、地層視察 市原市田淵

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学術的に価値の高い地層について、担当者から説明を受ける視察団=4日、市原市田淵

 地質時代の基準となる境界がある場所として、世界で認められる可能性がある市原市田淵の地層をめぐり、9カ国の地質学者約40人が4日、現地視察に訪れ、地質時代に刻む名称の決定に向けた詳細調査を行った。

 古関東深海盆ジオパーク推進協議会(楡井久会長)などによると、同市田淵の地層には第四紀更新世中期~同カラブリアン期の境界に当たる約77万年前の火山灰層が確認されており、地質時代の境界のある模式地として選ばれれば、地質時代に「千葉時代」の名が刻まれるという。

 現在はイタリアの2カ所と競い合っており、視察団は同日、担当者の説明を受けた後、地層を丹念に調べて他の候補地との違いを確認。視察団からは「地層がきれいに確認でき、イタリアと同様に優れていることが分かった」などと評価する声が上がった。

 今後は視察団で検討を重ね、約1年後をめどに1カ所を選定。楡井会長は「イタリアとの競争には後れを取っているが、時間はまだある。地層を県の発展に活用できるよう今後も活動していきたい」と述べた。