市川市、中核市への移行見送り 市長「機が熟さず」 多額の財政負担、議会も慎重

市川市役所
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 市川市の田中甲市長は19日の定例記者会見で、検討していた中核市への移行について「機が熟していない」として、現時点では見送る意向を示した。市議会に協議を呼びかけてきたが、多額の財政負担が見込まれることもあり「市議会が前向きでない」と受け止めた上での判断という。一方で将来に向けた持続可能な都市づくりを見据え、近隣自治体との広域行政の充実を図る考えを明らかにした。

 田中市長は昨年6月の市議会定例会で、市制施行90周年の今年11 ・・・

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