国籍や宗教超えた絆 餅つき、地域防犯通し ムスリム礼拝施設「千葉モスク」と山王町西町内会(千葉市稲毛区) 【明日への一歩 県多様性尊重推進条例施行】

1月には千葉北署主催で剣道を通じた地域交流会が開かれ、千葉モスクの教徒や地域住民らが参加した=千葉市稲毛区
1月には千葉北署主催で剣道を通じた地域交流会が開かれ、千葉モスクの教徒や地域住民らが参加した=千葉市稲毛区

 千葉市稲毛区山王町の住宅や工場が並ぶ一角に、イスラム教徒(ムスリム)の礼拝施設「千葉モスク」がある。同モスクは、8年ほど前から地元の山王町西町内会と積極的に交流し、一緒に防犯パトロールや餅つきイベントなどを行ってきた。モスクができた当初は「何をしているか分からず怖い」とムスリムを警戒していた地域住民も、交流を深めるうちに打ち解けるように。国籍や宗教を超えた地域の絆が生まれている。

 千葉モスクは、同市周辺にムスリムが多かったことから山王町内のアパートを借りる形で2005年に設置。12年には、同町の空き家を改装し移転し、現在も毎週金曜日、ムスリムが集まって礼拝を行っている。念願のドーム型のモスクも建設を予定しているという。

 大勢の外国人が集まるモスク。モスク代表のハキム・エムデ・ナシルルさん(55)は「モスクはムスリムにとってなくてはならない」と話す。ただ「イスラム教の一部が誤った解釈で過激なことをしてい ・・・

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