房総通リズム春の観光特集2024

立体似顔絵で世界2位輝く もらってうれしい作品に 船橋のアーティスト 快挙報告

世界大会で2位に輝いた浜田さん(左)と似顔絵を贈られた松戸市長=船橋市役所
世界大会で2位に輝いた浜田さん(左)と似顔絵を贈られた松戸市長=船橋市役所
大会で制作した5体の人形(本人提供)
大会で制作した5体の人形(本人提供)

 船橋市在住の似顔絵師、浜田琴さん(43)が、昨年11月に米国で開かれた似顔絵の世界大会に初挑戦し、立体部門で2位に輝いた。フェルトや粘土を使い、通常なら1体作るのに3日かかる人形を、4日間で5体完成させた。世界2位の賞状を持って同市役所を訪問し、出迎えた松戸徹市長に似顔絵を贈った。「もらってうれしいと思える似顔絵を作っていきたい」とさらなる研さんも誓った。

 浜田さんは短大卒業後、大手アパレル企業で子ども服のデザインなどを担当。社内で同僚への寄せ書きを作る際には、相手の似顔絵を添えていた。

 2019年に船橋市内で開かれた子育て中の母親向けイベントで、似顔絵を描くブースを出展したことがきっかけで、似顔絵師に転身。現在は年間約千枚の似顔絵を描いている。

 コロナ禍で講座が開けない時期に、作った人形をSNSに投稿したところ反響を呼び、立体似顔絵の制作にも本腰を入れた。立体似顔絵の大会は米国でしか開かれておらず、今回出場した「ISCA con 32」が初の海外挑戦だった。

 大会には200人以上が参加し、立体部門は約25人が出場した。4日間の制作期間で会場内に実在する人をモデルに作品を作り、形式や数は自由。

 浜田さんはアルミホイルと粘土で作った体にフェルトを貼り付けた高さ約20センチの人形を5体作り上げた。通常なら1体に3日間ほどの制作期間が必要なところ、手順を簡略化したり、睡眠時間を削ったりして完成させた。

 5体作ることは事前に決めており、さまざまな顔や服のパーツ、材料をスーツケースに詰め込んで入国。それでも当日、髪や目の色に合わせるため現地でパーツを作って対応。「会場内で目立っている人を作ると評価される」と考え、戦略的にモデルを選んだことも好成績につながったという。

 ほのぼのとさせる作品に感心しながら、松戸市長は「あたたかみがある努力の成果。これからも活躍して」とエールを送った。


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