2023年5月14日 05:00 | 有料記事

田村彩華さん
平安・鎌倉時代の古筆をはじめ、江戸時代から現代の書作品など約6千点を収蔵する成田山書道美術館で研究している。数少ない若手学芸員として、「来館者に納得してもらえる深い研究を積み重ね、書道文化を未来につなげていきたい」と意気込む。
筆の弾力のとりこになり、小学2年生で書道を始めた。書道科が全国で唯一ある埼玉県立大宮光陵高校と大東文化大書道学科で学んだ。学生生活は書道漬け。歴史や理論などの知識を深め、研究職の道に進む原点となった。
年に2、3回ほど展覧会を企画する。取り上げる作品について数カ月かけて研究し、解説文を一から作る。詳細が残っていないものも多く「 ・・・
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