コロナ影響、千葉県内宿泊客16%減 昨年11月 県「12月以降、悪化も」 観光施設は例年並み

県内観光施設の一つ・犬吠埼灯台(銚子市)
県内観光施設の一つ・犬吠埼灯台(銚子市)

 千葉県内の主要24宿泊施設の昨年11月の宿泊客数は、前年同月と比べ16・9%減の14万8181人だったことが、県のまとめで分かった。依然として新型コロナウイルスの影響を受けているが、10月の32・2%減より回復した。政府の観光支援策「Go To トラベル」や県の宿泊優待策「ディスカバー千葉」の効果で改善したとみられる。ただ、感染者の急増でいずれのキャンペーンも12月から一時停止しており、同月以降の状況を県観光企画課は「厳しくなる可能性がある」としている。

 同課によると、地域別では、「ベイエリア・東葛飾」が37・5%減。ディズニーリゾートや幕張メッセなどの大型集客施設の来場減が響いた。学生の合宿利用が低迷する「九十九里」も21・8%減だった。「北総」(12・7%増)と「南房総」(22・9%増)は前年を上回った。

 一方、県内43観光施設の2020年11月の利用者は、台風災害の影響で観光客が減った19年11月と比べ28・2%増の95万1365人だった。3カ月連続で前年を上回った。18年11月との比較でも4・5%の増加に転じており、新型コロナ前の“例年並み”の水準まで回復した格好だ。休日が好天に恵まれ、屋外型施設を中心に好調だったという。

 同課は、政府と県が実施したキャンペーンの効果があったと分析。両キャンペーンは一時停止中だが、担当者は「感染が収束した段階で需要喚起策をしっかり行いたい」と説明した。県はディスカバー千葉の利用期間を3月1日から3月31日チェックアウトまで延長しており、感染状況を踏まえて再び県内観光を後押しする。


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