円高で海外出展国増 県内企業もアピール フーデックス開幕 幕張メッセ

千葉県ブースに訪れる多くのバイヤーに、各出展企業が個性豊かな商品を振る舞った=6日、千葉市美浜区の幕張メッセ
千葉県ブースに訪れる多くのバイヤーに、各出展企業が個性豊かな商品を振る舞った=6日、千葉市美浜区の幕張メッセ

 アジア最大級の食品見本市「FOODEX JAPAN(フーデックス・ジャパン)2012」が6日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。37回目となる今年は、世界72カ国・地域から2391社が出展。本県からも多数の企業が参加し、自社製品の販路開拓を進めようと熱心に売り込んでいた。9日までの4日間で、国内外から約8万人の来場を見込んでいる。

 今年のフーデックスは、円高による日本バイヤーの輸入意欲の高さなどを見込み、アジアを中心に海外出展国数が増加。海外輸出を目的とした日本企業が集まる「MADE IN/BY JAPANコーナー」は昨年の約2倍の面積に拡大した。主催する日本能率協会は「原発事故後も日本食品に対する海外固定客のニーズは高い」とみており、昨年より多い約8千人の海外バイヤーの来場を予想している。

 県と千葉銀行、県産業振興センターは連携して「CHIBAブース」を設置。県内21の企業・団体がPRの機会を得た。食肉販売のシェフミートチグサ(千葉市)は、県産豚肉を使ったこだわりのロースハム、生ハムなどを出品した。原発事故後に食品の輸入規制がかかっている影響で、香港向け輸出が中断している同社。しかし「先を見据え、中国のほか東南アジアなどの地域にも売り込んでいきたい」とし、訪れた中国、台湾のバイヤーたちにアピールした。

◆JRが臨時電車運行

 フーデックス・ジャパン会期中、JR東日本は新宿駅からりんかい線経由で海浜幕張駅までを結ぶ臨時直通電車を運行する。東京都心や国際線の便数が増加した羽田空港からのアクセス向上を図るため、幕張メッセは以前から直通便の運行をJR側に働きかけており、今回が初の実現。メッセは「りんかい線とJR京葉線の相互直通定期運転の実現に向け、社会実験としての意義も大きい」としている。


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