コメ、畜産に大きな損失 県内農業の影響額試算

 TPP参加によりデメリットが大きいとみられる農業分野で、産出額全国3位の農業県である千葉県の損失額は、1380億円に上り、産出額の3分の1にあたると試算される。

 品目別では、最も損失が大きいのはコメで727億円。県産米の9割が外国産に置き換わり、残り1割の価格が4割低下するとみている。畜産も算出額の6割にあたる618億円の損失が見込まれ、うち生乳生産は240億円すべてが失われると試算。バターなどの乳製品が外国産に置き換わる影響で、従来乳製品向けに生産されていた北海道産生乳が本県に飲用乳として供給され、本県の生乳業は壊滅状態になるとみている。

 このほか豚肉は257億円(70%)減、鶏卵55億円(17%)減。牛肉は本県産の大部分を占める下位等級牛が外国産に押され、上位等級も価格が32%低下するなど40億円の損失。落花生は34億円(40%)減とした。


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