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写真業界に就職して実感「業界の常識は世間の非常識」→不動の地位を確立 スタジオアリスの裏側

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21日放送『関西リーダー列伝』(C)テレビ大阪

21日放送『関西リーダー列伝』(C)テレビ大阪

 きょう21日放送のテレビ大阪『関西リーダー列伝』(後2:00)は、スタジオアリスの牧野俊介社長が登場する。

【写真多数】スタジオアリス牧野社長 七五三撮影などの様子も

 大阪・関西の未来を変えるリーダーに焦点を当て、知られざる過去をドラマ化し、現在進行形の挑戦も徹底取材する番組。今回は、全国に400店舗以上を展開する子ども向け写真館「スタジオアリス」に焦点を当てる。

 牧野氏は1962年愛知県に生まれた。幼い頃は引っ込み思案な性格だったが、大学時代のアルバイトをきっかけに商売の面白さに気づく。その後、写真ショップを運営する大阪の会社に就職。これが後のスタジオアリスとなった。

 プリントやフィルムなどを扱う店舗では、さまざまなアイデアを自ら考えて実践。担当店舗が売り上げ1位になったこともあるという。しかし、1990年代になると写真業界にもデジタル化の波が押し寄せた。牧野氏は将来に不安を覚え、当時の社長に辞表を出すも「アホ・ボケ・カス!」で一蹴された。

 その後「子ども写真館」立ち上げメンバーに抜てき。カメラ経験のなかった牧野氏は、カメラマンの下で修行するも、「シャッター、一押し10年」と言われる業界に違和感を覚えた。そして、自ら技術習得時間を短縮させるためのマニュアルを作成した。

 そして1992年、衣装や着付けも無料、ターゲットを子どもに絞った写真館を誕生させた。また、男性カメラマンが当たり前の時代に女性を積極採用。こうした業界の常識を覆す戦略で差別化し、人気店に成長。「業界の常識は世間の非常識」と子ども向け写真館として不動の地位を築き上げた。

 スタジオアリスが掲げるのは「写真は未来の宝もの」。2018年、牧野氏は株式会社スタジオアリスの社長に就任し、今も子どもたちの笑顔を撮り続けている。

 このほか、1年のうちで最も忙しい七五三シーズンで笑顔を引き出す秘けつや、子どもたちを笑顔にする牧野流テクニック、少子化の影響を受けるスタジオアリスの新たな事業も紹介される。