新春詠 2026年 読者文芸

 千葉日報「読者文芸」欄の選者と2024年の全投稿者から選ばれた最優秀賞受賞者による新春をことほぐ俳句、短歌、川柳、詩を特集する。

【日報俳壇】

◆選者 増成栗人さん

 七種なづな

瀬戸内の島から島へ初詣
息詰めて吉書に落とす筆の先
越天楽の音が境内に大旦
一月一日からつぽの手を懐に
漱ぐ若水にある山気かな
昼餉には大宇陀宿の粥柱
臼飾る家の奥より鶏のこゑ
人の世は片道切符去年今年
母の唄ひし七種なづな空耳に
才蔵のすこし遅れて着きにけり

 ますな ・・・

【残り 2163文字】



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