3所体制継続で機能強化 八街本所に研究部門集約 千葉県畜産総合研究センター 南房総、市原は業務特化

千葉県庁
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 老朽化が進む県畜産総合研究センターについて、千葉県は機能強化の方向性を基本構想案として示した。本所(八街市)と二つの研究所(南房総市、市原市)の3カ所とも残し、各所に分散する研究部門の整理に乗り出す。「日本酪農発祥の地」の南房総にある嶺岡乳牛研究所は撤退が取り沙汰されていたが、地元要望を受けて「牛の改良拠点」に位置づけて存続となる。年度内にも構想を取りまとめる考えで、土砂災害警戒区域に立地する同研究所の移転の是非を含めて各所の再整備に向けた議論を本格化させる。

(池田和弘)

 同センターは良質で安全な畜産物の効率的な生産に向け、畜 ・・・

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