日ハム、鎌ケ谷2軍施設の移転検討 北海道へ、老朽化やアクセス考慮 地元は落胆「とどまってほしい」

地元に溶け込み、交通安全のイベントで盛り上がる鎌ケ谷スタジアム=4月、鎌ケ谷市
地元に溶け込み、交通安全のイベントで盛り上がる鎌ケ谷スタジアム=4月、鎌ケ谷市
大谷翔平選手(左)の日ハム入団式典には鎌ケ谷スタジアムに大勢のファンが詰めかけた=2013年1月、鎌ケ谷市
大谷翔平選手(左)の日ハム入団式典には鎌ケ谷スタジアムに大勢のファンが詰めかけた=2013年1月、鎌ケ谷市

 プロ野球日本ハムが、鎌ケ谷市の2軍本拠地(同市中沢)を1軍と同じ北海道へ移転する検討をしていることが13日、球界関係者の話で分かった。米大リーグで活躍するダルビッシュ有(パドレス)、大谷翔平(ドジャース)や、「ハンカチ王子」斎藤佑樹ら甲子園の“ヒーロー”らが巣立った、いわば「聖地」。鎌ケ谷市は球団を重要な地域資源と位置づけ、応援強化を決めた矢先で、まさに寝耳に水の話。市幹部が関係先への確認に追われた。地元ファンは「とどまってほしい」と残留を求める。

 球団は「施設が老朽化している現状を鑑みれば、さまざまな検討を行うのは当然必要。現段階では何も決まっていない」とのコメントを出した。

 日本ハムは1997年、鎌ケ谷スタジアムを2軍の本拠地とし、球場に隣接して若手選手の寮「勇翔寮」や室内 ・・・

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