自分の命守れるように 経験、知識 子どもたちへ語り継ぐ 当時中学生の若者奮闘 被災地・旭 【東日本大震災13年】

災害時に持ち出すリュックサックの中身を紹介するメンバー。子どもたちは興味津々=9日、銚子市
災害時に持ち出すリュックサックの中身を紹介するメンバー。子どもたちは興味津々=9日、銚子市

 東日本大震災の発生から13年たった旭市では、当時中学生だった若者による「iii project(トリプルアイプロジェクト)」が震災経験を子どもたちに語り継ぎ、防災の知識や災害時の行動を身に付けてもらおうと活動を続けている。「大きい地震が来たときに、自分で自分の命を守れるようにしよう」。「3・11」の節目を前にした活動でも、震災後に生まれた小学生に語りかけた。

 今月9日、隣の銚子市で小学校低学年の児童8人が参加する「防災ワークショップ」があった。トリプルアイのメンバー8人の中から5人が講師で出向いた。「みんなは東日本大震災は知ってる? 能登半島地震が起きたのは知ってる?」。代表の大木沙織さん(28)の問いかけに「知ってる!」と児童から声が上がった。

 副代表の渡辺和夏子さん(28)は、東日本大震災発生直後の旭での記憶を紹介。中学校から内陸に避難する際に遭遇した余震の揺れや、東北の様子をテレビで見て怖さを感じたこと、親戚の津波被害の片付けを手伝った経験などを振り返った。「(大震災前に)避難訓練をやっておいてよかったと思った」と実感を込め、児童に「しっかり取り組んでくださいね」と伝えた。 ・・・

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