2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

【千葉魂】故障マーティンとの約束 益田、英語で伝えた想い

故障離脱したマーティンに「チームメートのみんなが戻ってくるのを待っている」と伝えた益田
故障離脱したマーティンに「チームメートのみんなが戻ってくるのを待っている」と伝えた益田

 気持ちを察して連絡を入れた。益田直也投手は英文のメッセージを落ち込む助っ人に送った。レオネス・マーティン外野手は10月21日のライオンズ戦(メットライフ)で七回の走塁の際に左足首をけがした。ナイトゲームの後、立川市内の病院で夜遅くに出された診断結果は左足関節捻挫。今後、当面のプレー継続は厳しいと判断された。

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 「誰よりもチームの事を想(おも)っていた選手。一人でホテルの部屋で落ち込んでいるだろうなあと思ってマーティンのスマホにメッセージを入れました」

 英語が堪能ではない益田だが通訳を介することなく自分で必死に調べた単語を並べ英文で気持ちを伝えた。「チームメートのみんなが戻ってくるのを待っている。キミの分までみんなで頑張る」というメッセージ。マーティンからは「こんなことになってしまって申し訳ない。みんなのことをテレビで見て応援する。一日も早く戻れるように、クライマックスシリーズまでには戻れるように全力を尽くす」との趣旨の返事が返ってきた。ホテルの自室でそのメッセージを見た益田は天井を見上げ、深く息を吐いた。ここまで打線をけん引してきた助っ人選手の気持ちが痛いほど分かった。

 「アイツに助けられた試合は多い。誰よりも勝利に貪欲だったし、優勝したいと思っていた。いつも全力プレーだった。それに異国の地で一人、リハビリをするのはつらいと思う。できることは限られているけど、これからもバックアップしたいと思う」と益田。

 マーティンに限らず益田は助っ人選手の心のケアを意識している。言葉も文化も違う異国の地での生活。「自分が逆の立場だったらと思うとやっぱりキツイと思う。だからなるべくコミュニケーションを取ってあげたいといつも思っている」と益田は言う。食事に誘ったりして、時にはその場で悩み事を相談されることもある。結果が出せずに苦しむ助っ人を励ます。マーティンがけがをする前日の10月20日のライオンズ戦では判断を誤る失策でサヨナラ負けを喫した。マウンドにいたのは益田だった。それでも気丈に振る舞い、落ち込むマーティンを励ましていた。

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 ペナントレースは終盤に突入した。復帰を信じ必死にリハビリに取り組むマーティンのために、残った選手たちで勝ち続ける。戻った時に最高の状態で迎えると益田は約束した。仲間を想い、一日も早い復帰を願う。みんなの想いを胸に選手会長はマウンドに上がる。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)



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