2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

千葉ロッテ、日本ハムと引き分け 練習試合再開

日本ハムとの練習試合で七回に2ランを放ち、仲間と“エアハイタッチ”する千葉ロッテ・藤岡=2日、ZOZOマリン
日本ハムとの練習試合で七回に2ランを放ち、仲間と“エアハイタッチ”する千葉ロッテ・藤岡=2日、ZOZOマリン
日本ハムとの練習試合の7回、2ランを放つ千葉ロッテ・藤岡=ZOZOマリン
日本ハムとの練習試合の7回、2ランを放つ千葉ロッテ・藤岡=ZOZOマリン
日本ハムとの練習試合で先発し、2回3失点だった千葉ロッテ・種市
日本ハムとの練習試合で先発し、2回3失点だった千葉ロッテ・種市

 プロ野球は2日、練習試合を無観客で再開し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月20日から今月19日に延期されたセ、パ両リーグの開幕に向けた調整が本格的にスタートした。千葉ロッテはZOZOマリンスタジアムで日本ハムと戦い、5-5で引き分けた。

 ロッテは藤岡が4打点と好調で、清田は1点を追う九回に同点ソロを放って存在感を示した。「3番・三塁」で先発の鳥谷は3打数無安打。先発の種市は2回3失点だった。

 練習試合が行われるのは3月25日以来。移動による感染リスクを減らすために、12球団が東西に分かれて試合を行う。

 ▽練習試合(2日・ZOZOマリンスタジアム)

日ハム
300200000─5
020000201─5
ロッテ

(日)上沢、マルティネス、吉川、西村、鈴木遼、堀、鈴木健-清水、鶴岡、郡
(ロ)種市、フローレス、南、東妻、小野-田村、柿沼
▽本塁打 藤岡(2)(鈴木遼)清田(1)(鈴木健)

◆4打点の大暴れ 藤岡

 千葉ロッテにとって約2カ月ぶりの対外試合。まだ本調子でない選手が多い中、バットで存在感を示した。「9番・遊撃」で先発した藤岡が2安打4打点の大暴れ。遊撃の定位置争いを一歩リードした。

 二回1死満塁から上沢の143キロを引っ張って2点適時打を放つと、七回には鈴木遼から2ラン。低めの142キロを捉え、ライナー性の打球を右中間スタンドに運んだ。ともに速球を逆らわずに芯で捉え、打撃の感覚が順調に戻っていることを示した。

 久々の練習試合にも「イメージと動きの誤差はあまりない」と語った26歳。緊急事態宣言の発令直後などは球団施設すら利用できず、自宅の駐車場で素振りをして遅い球春に備えた。「家で素振りをするのは中学生以来。野球少年みたいな感覚になった」。吉田正(オリックス)、森(西武)ら同じ左打者の動画を見て参考にし、開幕を待った。

 鳥谷、福田光ら競争相手は多いが、現状では最も正遊撃手に近いだろう。「ゲームに出られるのは一人。誰であろうとライバルだし、勝たないといけない」と闘志を燃やした。

◆種市反省、2回3失点

 先発した千葉ロッテの種市は2回5安打3失点と今ひとつだった。最速148キロと球速はまずまずだったが、直球、変化球ともに精度が低く、60球を要するなどテンポも悪かった。「腕が振れなかった。ストレートでファウルが取れなかったし、決め球もなかった」と反省した。

 昨季は石川に並ぶチーム最多の8勝(2敗)を挙げた21歳の開幕先発ローテーション入りは確実。井口監督は「本来の種市ではなかった。もう少し精度を上げて、次回(の練習試合)は球数とイニングを増やしてほしい」と奮起を促した。

◆試行錯誤の開幕準備 【記者の目】

 プロ野球は全12球団が一斉に対外試合を再開した。コロナ感染拡大前は各球団が球春に向けて準備を進めていたが、3月下旬ごろから時計の針が止まった。それから約2カ月余りが経過。再び開幕へ動き出した。

 選手や試合運営の現場は試行錯誤しながら開幕に備えている。捕手と密接する球審はマスクを着用し、選手は本塁打を放ってもハイタッチはそぶりだけ。球場の導線は報道陣と選手らを分けるなど工夫を凝らしている。

 緊急事態宣言全面解除となった5月25日。球界は解除方針決定から間髪入れず、6月19日の開幕を決めた。拙速ともいえる決定には、試合数減を最小限にしたい思惑がにじむ。東京などで感染が再拡大しつつある現状を鑑みると、開幕してもシーズンが中断する可能性は少なくない。

 とはいえ、「コロナ後」を見据え、進まないといけないのはどの現場も同じだ。国内のプロスポーツで最も観客動員が多く、最も早く公式戦再開を決めたプロ野球だからこそ、関係者に再び感染者が出ることは避けなければいけない。(森大輔)

◆ダッグアウト

 井口監督(久々の対外試合を終えて)「順調に来ている。開幕は決まっているので、選手はそこに向けて調整していくだけ。(鳥谷は)いろいろなポジションをやりながら実戦感覚を取り戻してほしい」

 清田(途中出場して九回に同点ソロ)「打ったのはスライダー。自分の与えられたところで結果を出していく」



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