2019年7月30日 05:00 | 有料記事
明らかに場違いな雰囲気を感じながら若者は集合場所に向かった。7月12日、東京ドームで行われたオールスター第1戦。打撃投手として今年からマリーンズの一員となった中臺(なかだい)淳志は、ある使命を帯びて三塁側パ・リーグロッカーに向かった。試合前のホームランダービーに出場するブランドン・レアード内野手の投手役に指名されたのである。
「レアード選手から『投げてみないか』と声を掛けてもらいました。え、ボクでいいの? というのが最初の感想 ・・・
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