満員千葉ロッテファン感涙 千葉のヒーロー、誇り 福浦2000安打

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福浦選手が2千安打を達成し、歓喜に包まれるロッテファン=22日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム
福浦選手が2千安打を達成し、歓喜に包まれるロッテファン=22日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム
多くのファンがストアに足を運んだが、お目当ての福浦選手のユニフォームは売り切れ=22日、千葉市美浜区
多くのファンがストアに足を運んだが、お目当ての福浦選手のユニフォームは売り切れ=22日、千葉市美浜区

 「福浦選手、おめでとう」「本拠地での偉業達成、ありがとう」。22日の西武戦で千葉ロッテの福浦和也選手(42)が2千安打を達成。あと1本で迎えた八回の第4打席、会心の右越え二塁打を放つと、ホームのZOZOマリンスタジアムを埋め尽くした3万人のファンが、地鳴りのような歓声で祝福した。今季はけがに苦しめられながらの出場だったが、「幕張の安打製造機」が四半世紀の現役生活で積み上げた“金字塔”に、涙を流して喜ぶファンの姿も見られた。

 大記録まであと1本に迫り、迎えた同日の一戦。チケットは午前7時までに完売となり、試合開始2時間以上前から快挙を見届けようと、福浦選手のユニホームやタオルを掲げる大勢のファンが訪れた。

 満員となった約3万人の大観衆は、「6番、指名打者、福浦」のコールのたびに、ひときわ大きな歓声と拍手で“その瞬間”を待った。3打席安打がなく、八回裏に迎えた4打席目。快音とともに、ファンの待つライトスタンド方向に打球が飛ぶと、地鳴りのような大歓声が球場全体に響き渡った。

 1991年の球団移転時からロッテを応援し続け、熱烈なファンとして知られる飲食店経営の植松大さん(47)=千葉市美浜区=は「球団が千葉に来てから初めて2千安打を打った生え抜きの選手。時間はかかったけど、達成できてよかった」と感涙。「福浦選手はロッテファンの憧れであり、誇り。千葉出身でみんなに愛された選手。感動をありがとう」と地元のヒーローをたたえた。

 福浦選手と同じ42歳の会社員、森谷高成さん=白井市=は「打った瞬間鳥肌が立った。福浦選手らしいきれいなヒット。本当におめでとう」と祝福。

 4年前から「偽福浦」として福浦選手の物まねを披露していたタチローさん(53)は「達成の瞬間に立ち会えて感動した。ずっと尊敬している選手。引退はまだ考えたくないけど、本当にお疲れさまと伝えたい」と感極まった様子。

 “小さな応援団”も快挙を祝った。福浦選手の2千本安打を見届けようと、愛知県から家族3人で訪れた小学5年の佐々木豊君(10)は「打球が飛んできて気持ち良かった。おめでとう」と笑顔。埼玉県から来場したロッテファンの小学4年、小山美桜さん(9)は「バットを振る姿がかっこいい。3千安打を目指してほしい」とさらなる活躍に期待した。