2020年12月18日 05:00 | 無料公開

千葉―岩手 第1クオーター、シュートを放つ千葉・原=船橋アリーナ
バスケットボールの第96回天皇杯・第87回皇后杯全日本選手権(日本バスケットボール協会主催、共同通信社共催)第4日は17日、船橋アリーナなどで行われ、2大会ぶりの優勝を目指すBリーグ1部(B1)の千葉は男子3回戦で同3部(B3)の岩手に102-73で快勝した。来年1月13日にB1の川崎と準々決勝を行う。
女子の準々決勝では日立ハイテクが三菱電機に83-79で競り勝った。Wリーグ西地区首位のトヨタ自動車はアイシンAWに98-65で大勝した。
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初戦を迎えた千葉が危なげなく勝利した。B3の岩手を102-73で圧倒し、B1の首位を走るチームとして格の違いを見せつけた。大野ヘッドコーチは「取りたいタイトルの一つ。勝てたことに意味がある」と安堵(あんど)感をにじませた。
リーグ戦と同じメンバーで妥協なく攻めた。原は4度のスチールと2本の3点シュートなど攻守で存在感を発揮。今季は開幕前に肋骨(ろっこつ)を骨折し出遅れたが、11月下旬のリーグ休養期間を経て復調している。27歳の誕生日当日に花を添える活躍。「最高です」とはにかんだ。
チームは13日のリーグ戦で8連勝を収め首位に浮上と波に乗っている。この日は格下相手に第1クオーターこそ接戦となったが、「一発勝負で勝ち切れたことを評価したい」と指揮官は前向きに捉える。
前回は4連覇を逃した天皇杯。原は「今年は誰が出てもいいパフォーマンスができる。昨年のような負けはない。自分も貢献して優勝したい」と力を込める。2大会ぶりの頂点へ前進した。
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