任期満了に伴う富津市長選は２０日告示され、無所属で現職の高橋恭市氏（５０）＝自民・公明推薦＝のほかに立候補の届け出はなく、無投票で再選が決まった。

　高橋氏は６月、市議会の一般質問で「４年前と同じ気持ち、体力を持っている。いい仕事ができる自信がある。富津づくりの先頭に立たせていただきたい」と出馬を表明。「財政再建という最大の課題は当初目標をほぼ達成した。子育てや健康を中心に新たな施策にも取り組んだ」と実績を強調した。

　２期目に向けて、昨年秋の台風災害を踏まえた地域防災計画の見直し、子育て環境や健康施策の充実、財政健全化の推進などの政策を掲げた。歯止めのかからない人口減少に対しても「他の地域に負けない魅力がある。選ばれるまちを作っていきたい。前へ、前へと進める」と訴えた。

◇高橋氏略歴　副市長、衆議院議員秘書。帝京大法学部卒。大堀。