ちばの選挙

かじ取りめぐり現新対決 暮らし、にぎわい創出軸に 富里市長選告示

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 任期満了に伴う富里市長選は26日告示され、元同市議会議長で新人の杉山治男氏(57)=無所属=と現職で4期目を目指す相川堅治氏(75)=無所属、自民推薦=が立候補を届け出た。暮らしやすさや、にぎわい創出を軸に、市政継続の意義と、刷新効果の主張がぶつかる一騎打ち。今後4年間のかじ取り役を選ぶ論戦がスタートした。

 同市御料の事務所近くで出陣式に臨み、成田市に隣接する日吉台でもマイクを握った杉山氏は「今の市政で3期12年、大きな諸問題があり、周辺市町と比べて遅れを取っているように思う」と述べ、福祉や子育て、地場産業、空港をめぐる積極策構築を主張。「変化なくして進化なし。今変えなくては変わらない」とリーダー刷新を強く訴えた。

 さらに「選挙に当たって多くの市民から『成田市との合併をもう一度お願いしたい』と言われている」とし、住民意向を踏まえた合併検討の必要性を指摘。東京五輪の練習場誘致などにも意欲をみせ「皆さんの力を借り、耳を傾けながら、このまちを進めたい。一緒に変えよう。変えるのは皆さん」と呼び掛けた。

 相川氏は、国会議員や県議、周辺首長らと同市中沢の事務所前で第一声。「今後4年間で、継続可能な市にできる。いつまでも輝く市にしていく」と力説し、軌道に乗せた施策をバランスよく充実させるとした“六つの約束”を披露した。

 「大きな商業施設が集まる地区もできた。欠けていた観光施設は『岩崎久弥別邸』が拠点になり、農業も未来産業だ。待機児童を解決して子育て環境も整えたい」と強調。隣接する東関道酒々井インターチェンジ周辺の開発や成田空港の発展も見据え「活力を今充実させ、どうしても未来に送り出したい。皆さん一人一人が富里の主役で私は皆さんの執事だ」と語り、集大成と位置付ける4期目の任に
 当たる意欲を示した。

 投票は8月2日午前7時~午後8時に11カ所で行われ、午後9時から中央公民館4階大会議室で即日開票される。期日前投票は、きょう27日から8月1日まで、市役所1階(午前8時半~午後8時)と北部コミュニティセンター(午前9時~午後7時)で可能。

 今月25日現在の選挙人名簿登録者数は4万481人(男2万771人、女1万9710人)。

 前回4年前に23・46%と過去最低を記録した投票率のアップに向け、市選管は、市内と市民利用が多い近隣自治体のコンビニ店10店のレジ待ち中の画面に、選挙期日を表示してもらう新たな周知策を取る。

◆富里市長選立候補者 (上から届け出順)

 杉山 治男(57) 無新

 元県議秘書、富里市議会議長、同市議・町議(計4期)、農業委員、会社員、農業。八街高卒。富里市出身。十倉。

 ◇公約 成田市との合併を問う住民投票の実施▽成田空港関連等の就職相談センター窓口の設置▽日吉台・七栄商店街再興▽子育て支援にシルバー人材の登用を▽事業仕分けの実施で情報公開▽道の駅開業による観光客誘致▽農産物のPRブランド化推進

 相川 堅治(75) 無現(3)自民推薦

 全国市長会理事、県市長会理事、元富里市議会・町議会議長、同市議・町議・村議(計5期)。成田高卒。富里市出身。中沢。

 ◇公約 保育園人数拡大などで待機児童ゼロ▽市民と行政の協働▽水害に遭わない農地づくり▽商工観光課設置、旧岩崎別邸の観光ゾーン化▽空港と連携を深め、経済活性化と雇用促進▽第3工業団地推進▽成田市から富里商業地域に直結の都市計画道整備