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ちばの選挙

“双方向”に手応え ネット解禁、戸惑いも 投票まで1カ月 ちば参院選

 参院選は投開票が見込まれる7月21日まで1カ月。現新9人が立候補を予定する千葉選挙区(改選数3)でも事実上の選挙戦が熱を帯びてきた。公選法の改正で今回からインターネットを利用した選挙運動が解禁。ブログやフェイスブックを立ち上げ、有権者の意見を政策に反映させるなど“双方向”の活動を展開する陣営も多い。一方で「初めてで不安」と活用法に戸惑ったり、電子メールの配信を断念する陣営もあり、対応はさまざまだ。

 ネット選挙にいち早く対応した現職陣営は、日々のフェイスブック更新に加え、メールマガジンの配信をスタートし準備万端。それでも「基本は変わらない」と、あくまで街頭活動を中心に据える。

 5月にフェイスブックを立ち上げた別の現職陣営も「有権者の生の反応を聞ける」と参考にするが、「ネット選挙を強く意識しているわけでない。従来の選挙を補足する形」と新たなツールを位置づけ。

 ツイッターなどで街宣活動の模様を報告している新人陣営は「寄せられる意見を政策にも反映させる」と手応えを明かす。ただ、電子メールでの活動は把握しているアドレスが少なく、「やはり街頭活動が中心」だという。

◆千葉選挙区立候補予定者(改選数3)
長浜博行(54)民主現(1)公