千葉県教職員異動2024 検索ページ

ちばの選挙

5人オーバーの激戦 「村長再不信任」や「合併」軸に 出直し本埜村議選告示

 不信任決議を受けた小川利彦村長が行った解散に伴う出直し本埜村議選(定数8)は18日告示され、定数を5上回る13人が立候補を届け出た。印西市、印旛村との合併期限が来年3月に迫る中、住民投票の必要性などを主張し態度を保留したままの村長。各候補は合併問題を軸に5日間の舌戦を開始した。反村長を掲げる候補が再度の不信任決議に必要な過半数(5)を占めるのか。再決議で村長は失職するため、合併相手の2市村側も注視している。

 立候補者の内訳は前職8、元職1、新人4で、党派別では無所属12、共産1。

 前職8人は、いずれも合併賛成の立場を取るが、9月定例議会では住民投票の必要性などをめぐり、合併議案や村長不信任への賛否が分かれた。

 前職以外の5人のうち、2人は合併協議会の委員。村長リコール運動の関係者や村長の妻も出馬した。

 不信任案が再提出された場合の無条件賛成を表明しているのは13人中8人。選挙後、2議員以上が請求すれば、村長は20日間以内に議会招集の義務がある。

 投票は23日午前7時から午後8時まで村役場など3カ所で行われ、午後9時から本埜ふれあいプラザで即日開票。大勢判明は深夜の見込み。17日現在の有権者数は6892人(男3397、女3495人)。前回投票率は63・78%だった。

 3市村合併は、各議会が賛成多数で関連議案を可決し、首長の申請を残すのみ。村議は合併後も約1年間、在任特例で新市議員を務める。村内からは、この時期の村議選に「自発的辞職による村長選や合併を問う住民投票の方が、はっきりする」との声も上がる。

 小川村長をめぐっては、解職の是非を問うリコール投票(12月27日)も決定済み。村長は前提となった署名の無効を求めて提訴した。

本埜村議選立候補者(定数8―立候補13) =届け出順=
  青山幸紀 69 農業  無前(3)
  岩井義夫 59 元会社役員  無前(5)
  吉本幸弘 71 元会社役員  無前(1)
  山本清 46 講師業 無新
  小川喜美子 61 会社員 無新
  大塚照男 59 農業 無前(5)
  織原拯 64 会社員 無前(3)
  小川利彦 37 農業 無前(1)
  大浦正
【残り 1291文字】



  • LINEで送る