2009年5月18日 15:00 | 有料記事
銚子市立総合病院の診療休止に伴うリコール(解職請求)住民投票で前市長が解職された銚子市の出直し市長選は十七日、市内三十カ所で投票が行われ、午後九時十分から市体育館で開票作業が始まった。
立候補していたのはいずれも無所属の元市長の野平匡邦氏(61)、元勤務医の松井稔氏(45)、前市長の岡野俊昭氏(63)、市民団体代表の茂木薫氏(58)、元市議の石上允康氏(63)、語学塾経営の高瀬博史氏(59)の六人。市立病院再開の在り方を最大の争点に舌戦を展開してきた。
候補乱立の中、元市長の野平氏、前市長の岡野氏が知名度を生かして選挙戦を進めた。
野平氏は先月十六日の出馬表明に先立ち選挙事務所を整え、支援者数百人でローラー作戦を展開し周知を図るなど、周到な準備で他五人に先んじて好スタートを切った。
岡野氏は「冷静さを取り戻しつつある」とする市民の変化に期待、一万とも言われる基礎票への上積みを狙い支持を呼びかけた。終盤はマラソン指導者の小出義雄氏らを招き演説会を開くなど激しい追い上げを見せた。
【残り 886文字】