海のシルクロードの拠点・温州が世界のピア都市と「一帯一路」構想の機会を活用

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AsiaNet 100529 (1953)

【温州(中国)2023年11月30日新華社=共同通信JBN】大海は無限ですが、何百年もの間、無数の人々が海を越えて探検してきたことで、より完全で充実した世界が一般の人々に提示され、世界経済、貿易および文化交流が一層促進されてきました。

東洋と西洋の間の海上交流の中で、海のシルクロード(Maritime Silk Road)が誕生しました。これにより、東洋からのスパイス、絹、磁器が西洋を驚かせただけでなく、イタリアの宣教師マテオ・リッチや東洋を探索するために海を渡った他の西洋人によって促進された文明の相互学習も起こりました。

2013年10月3日、中国は21世紀海のシルクロード(21st Century Maritime Silk Road)を共同建設することを提案しました。同年9月7日に提案されたシルクロード経済ベルト(Silk Road Economic Belt)と共に「一帯一路」構想(BRI)を形成し、東西間の経済、貿易、文化交流の輝かしい歴史を新たにしました。

「一帯一路」構想設立10周年を記念して、2023年Mayors Exchange Conference on Maritime Silk Road City Influence(海のシルクロード都市の影響力に関する市長交流会議)が11月24日から11月25日まで中国南東部の沿岸都市温州で開催されました。これは第3回Belt and Road Forum for International Cooperation(一帯一路国際協力フォーラム)に続き、一帯一路諸国のコミュニケーションと協力を促進するためのもう1つのハイレベル国際会合です。

実行委員会によると、アジア、欧州、アフリカ、米州の15カ国から市当局者、専門家、学者を含む400人近くのゲストが海のシルクロードの重要拠点である温州に集まりました。彼らは、貿易ルートの協力と発展の機会を活かすために、調和のとれた共生ビジネスシステムの構築と海のシルクロードの文化遺産の促進についてラウンドテーブル・ディスカッションを開催しました。

海のシルクロードは開放性から生まれ、交流によって繁栄します。貿易ルート沿いの都市には独特の開拓精神があり、温州はその代表的な都市です。古代以来、この裕福な沿岸都市は、世界的な広がり、商業の活力、文化遺産、活発な交流により、貿易と文化の結びつきを促進する上で重要な役割を果たしてきました。

温州市北部の甌江中流にある江心嶼には、唐の時代と宋の時代に建てられた2つの古代塔が島の東と西にそれぞれ立っています。2つの塔は1000年以上にわたり、海のシルクロードの最古の灯台として知られています。

川の向こう側では、温州の朔門古港跡から宋代の波止場、沈没船、大量の磁器の破片、朔門王古城の遺跡が発掘され、古代海のシルクロードの繁栄と継続性を示しています。

13世紀、温州出身の中国使節、周達観(Zhou Daguan)がアンコール時代のカンボジアを訪問しました。彼はカンボジアに中国文化をもたらしただけでなく、当時の中国人とカンボジア人の友好的な交流を生き生きと記録した『A record of Cambodia(真臘風土記―アンコール期のカンボジア)』を著しました。これは、アンコール王朝の栄華を伝える世界唯一の史料です。

カンボジアのシソワット・テッソ(Sisowath Tesso)王子は「周達観の精神は、芸術家や歴史家であれ、社会のあらゆる階層の友人であれ、私たち全員に、未知の世界を探索し、文化的遺産を継承し、より緊密な国際友好関係を築くよう促すことができると信じています」と述べました。

時代を経ても、温州は海のシルクロード沿いの影響力のある拠点であり続け、ピア都市のコミュニケーションと協力を促進する上で独自の役割を果たしています。

近年、温州港の対外貿易コンテナ事業は急速に発展し、対外貿易航路ネットワークが広がり、航路サービス能力が拡大しています。この港の近海ルートはロシア、韓国、フィリピンなどの国にアクセスでき、計15の外国貿易ルートがあります。

2018年、温州市は同市と一帯一路諸国・地域の間の経済貿易交流を促進するハイレベル高官チームを設立しました。これまでのところ、同市と一帯一路諸国との貿易額は6400億元を超えています。過去10年間で、温州市と一帯一路諸国との貿易は533億3000万元から1470億5000万元に急増しました。

海のシルクロードの開拓精神に育まれたオープンマインドな温州の人々は、一帯一路の高品質の開発と、より高いレベルの開放を促進する機会を捉えています。

現在、温州市には世界に36の姉妹都市および友好交流都市があり、38万人の温州人が一帯一路加盟国約60カ国に居住し、就労しています。Tsingshan Holding Groupのような温州の多国籍民間企業は、一帯一路諸国への足がかりを拡大するために海外に進出しており、県級都市としては最多の国家級の海外経済貿易パークを設立しています。

2日間のイベントでは、交流プラットフォームの確立に加え、中国の海のシルクロード都市の影響力に関する報告書と、最も影響力のある中国の海のシルクロード都市トップ10も発表されました。海のシルクロード都市の革新的開発に関する協力イニシアチブが共同で立ち上げられ、ピア都市のコミュニケーションと協力に新たな章が開かれました。

会議の開催都市である温州市は、人々が国境を越えた経済・文化交流や、海のシルクロードのランドマーク遺産である朔門古港の発掘を促進する上で重要な役割を果たしており、複数の指標で上位にランクされ、最終候補リストに選出されました。

一帯一路の共同開発は発展を追求し、ウィンウィンの結果を提唱し、希望を届けます。温州市Zhang Zhenfeng市長は、温州は平和、繁栄、開放、イノベーション、文明というこの道への最大限の統合を目指すと述べました。

Zhang氏は「私たちはこの会議を、一帯一路の高品質の開発促進に新たな推進力を注入するため、現実的に協力し、都市と人々の交流を通じてウィンウィンの結果に向けて協力する機会としてとらえることを心から願っています」と付言しました。

ソース:Wenzhou Executive Committee of the 2023 Mayors Exchange Conference on Maritime Silk Road City Influence


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