【うずしお高校浄瑠璃部】(282) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

  ◆第八章 再会(七)

 圭介は、福良(ふくら)のビジネルホテルの窓から、海峡の向こうの四国の山影に落ちていく夕陽を眺めていた。

 高校を出てからの四十年、いったい何度こうして陽が沈んだのだろう ・・・

【残り 847文字、写真 1 枚】



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