米物価抑制確認まで利上げ継続 FRB、将来はペース減速

米首都ワシントンにあるFRB本部の建物

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、7月26、27両日に開いた前回の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。出席者は物価高の抑制が確認できるまで利上げを継続していくことで意見が一致した。将来的には物価動向などを見極めた上で「利上げペースを減速させることが、ある時点で適切になる可能性が高い」とした。

 FRBは7月会合で2回連続となる0・75%の大幅利上げを決めたのに続き、次の9月会合で0・5%または0・75%の大幅利上げを続ける見通しだが、過度な利上げは景気後退を招く恐れもありパウエル議長は慎重に判断する方針を示している。


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