2022年8月16日 05:08 | 無料公開
ドイツ側にある天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」の施設=7月(ロイター=共同)
【ベルリン共同】ロシア産天然ガスの不足による価格高騰に伴い、ドイツでガス料金に上乗せして徴収する賦課金の基準額が15日発表された。欧州メディアによると、平均的な4人家族世帯で年間480ユーロ(約6万5千円)程度の負担増となる。
ガス事業者の団体が同日、賦課金を1キロワット時あたり約0・024ユーロに設定したと発表。調達コストの上昇で経営が悪化したエネルギー企業を救済するため、政府が今年10月から2024年4月までの導入を決めていた。
ドイツでは、海底パイプライン「ノルドストリーム」経由のロシア産ガスの輸送量が供給能力の約2割にとどまっている。