中国7月の工業生産、3・8%増 経済回復が足踏み、消費も伸びず

 【北京共同】中国国家統計局が15日発表した7月の工業生産は、前年同月比3・8%増だった。伸び率は前月から0・1ポイント下がった。新型コロナウイルスの影響で需要が不足し、経済の回復基調が足踏みした格好だ。消費も伸び悩んだ。

 工業生産は、粗鋼や産業用ロボット、集積回路(IC)といった主力製品の生産量が軒並みマイナスとなった。一方、自動車は突出して伸びており、電気自動車(EV)などは2倍以上に増えた。

 消費動向を示す小売売上高は2・7%増で、伸び率は前月比0・4ポイント下がった。中国では当局の厳格なコロナ対策により各地で封鎖措置が相次ぎ、消費意欲に響いている。


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