中国、夏休み迎え感染拡大 天津で大規模PCR検査

北京市内の駅で列車を待つ、地方へ向かう乗客ら=10日(共同)

 【北京共同】夏休みの旅行シーズンを迎えた中国で新型コロナウイルスの感染者が増加している。首都・北京市に隣接する大都市・天津市では13日、約1400万人の市民全員を対象にPCR検査を開始。習近平指導部は感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策に基づいて警戒を強めている。

 8月に入り海南省や新疆ウイグル自治区、チベット自治区などで感染者が増えた。観光地として有名な地方が多い。政府が12日に新たに確認した感染者は、入国者を除くと全国で約2千人。日本などより少ないが、ゼロコロナを継続する中国にとっては高い水準だ。


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