ビール大手、全4社が増収 飲食店回復と海外事業成長

 ビール大手4社の2022年6月中間連結決算が10日、出そろった。コロナ禍で低迷していた飲食店向け需要が回復しつつあることや海外事業の成長が追い風となり、4社とも増収だった。

 サントリーホールディングスは海外事業がけん引し、売上高に当たる売上収益が前年同期比15・2%増の1兆3730億円、純利益が40・2%増の739億円となった。キリンは医薬品や北米の飲料事業が堅調で、売上収益が6・1%増の9170億円、純利益が約2・3倍の553億円だった。

 アサヒは売上収益が11・4%増の1兆1513億円だった。サッポロは売上収益が7・1%増の2137億円となった。


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