統計改善へ点検組織整備、国交省 書き換えで再発防止策

 国土交通省は10日、建設統計書き換え問題の再発防止策をまとめた。所管統計の点検や品質改善を担う省内横断の新組織を整備するほか、統計担当の人員を拡充する。専門家らが参加する「統計品質改善会議」も10日付で設置、業務の見直しを継続する。

 新組織は来年度に設け、統計の実務を担当する部門とは別に、所管統計の実態を一元的に把握し、国交省の統計改革をけん引するとしている。各統計の実務を担う担当職員は1〜2人程度と少ないため、人員を増やして業務過多を改善する。

 一方、総務省統計委員会は10日、公的統計の品質向上に向けた建議を総務省に提出した。


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