2022年8月10日 11:14 | 無料公開
ウクライナ南部のザポロジエ原発で警備するロシア兵=5月(AP=共同)
【キーウ共同】ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムのコティン総裁は9日、ロシアが占拠している南部ザポロジエ原発から2014年に強制編入した南部クリミア半島に送電することを計画していると述べた。ウクライナメディアが伝えた。同原発は5〜6日に攻撃を受けたばかり。コティン氏は、ロシアが原発を攻撃することにより「計画を実行し始めた」と主張した。
ザポロジエ原発はウクライナの総電力の約2割を担う欧州最大級の原発。クリミアでは強制編入後、ウクライナ側からの送電が停止。電力をロシア側に依存しているが、供給不足がたびたび問題となってきた。