搬送困難、最多6589件 コロナに熱中症重なり

総務省(中央合同庁舎2号館)=東京都千代田区

 総務省消防庁は9日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が1〜7日の1週間に、県庁所在地にある消防局など全国の主な52消防で6589件に上ったと発表。新型コロナの感染拡大が続く中、熱中症による搬送者数の増加も重なり、2週連続で過去最多を更新。総数のうち、呼吸困難などコロナ感染の疑いがあるのは2873件で、3週連続で最多となった。

 前週(7月25〜31日)と比べると、総数では4%、コロナ疑いでは3%それぞれ増加。前週の件数を上回るのはいずれも7週連続となった。

 消防庁によると、1〜7日に熱中症で救急搬送されたのは、全国で7218人。


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