街角の景気、2カ月連続で悪化 7月、コロナ急拡大を懸念

 内閣府が8日発表した7月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)が前月比9・1ポイント下落の43・8となり、2カ月連続で悪化した。新型コロナウイルスの感染急拡大や物価上昇が家計や企業の動向に響いているとの懸念が拡大した。

 内閣府は調査結果を「景気は持ち直しに足踏みがみられる」とまとめ、前月の判断から下方修正した。

 2、3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は4・8ポイント下落の42・8で、2カ月連続で下落した。

 調査期間は7月25〜31日で、全国の1832人から有効回答を得た。


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