首相、林外相留任へ調整 萩生田氏続投か党要職も

林芳正外相

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に実施する内閣改造・党役員人事を巡り、林芳正外相を留任させる方向で調整に入った。不安定な国際情勢を踏まえ外交の継続性を重視した。萩生田光一経済産業相を続投か、政調会長など党の要職で起用する案も浮上。党四役のうち、福田達夫総務会長と高市早苗政調会長は交代が有力視されている。複数の政権関係者が7日、明らかにした。

 首相は茂木敏充幹事長と公邸で会い、人事を巡り意見交換した。これに先立ち、萩生田氏とも会談した。萩生田氏は安倍派の有力議員の一人。同派議員の処遇のほか自身の人事についても意見を交わした可能性がある。


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