「かかりつけ医」の情報足りず 普及に課題、日医総研調査

 20歳以上で「身近なかかりつけ医がいない」という人の64・6%が、情報が足りないと考えていることが日本医師会総合政策研究機構(日医総研)の調査で分かった。新型コロナ禍で、かかりつけ医は発熱時やワクチン接種の相談先として注目が集まった。政府や医療団体は普及を目指しており、得意な治療分野など、分かりやすい情報発信が課題になりそうだ。

 かかりつけ医に法律上の定義はなく、日本医師会などは「何でも相談でき、必要な時に専門医を紹介してくれる身近で頼りになる医師」と説明してきた。

 調査は3月、無作為に選んだ20歳以上の男女4千人のうち、1152人から回答を得た。


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